現行憲法の中で平和主義について直接的に規定しているのは、憲法9条と憲法前文です。
しかし、この憲法9条と憲法前文だけでなく、平和主義の実現に寄与する条文はこの他にもたくさんあります。とりわけ憲法41条以下の統治機構と言われる部分の中には、直接的間接的に平和主義の実現に資する条文が数多く存在します。
このサイトでは、これらの平和主義の実現に資する条文を見ていくことで、いかに日本国憲法が徹底した平和主義を採用しているのかを学んでいただくサイトです。
普通選挙の選挙権が18歳に引き下げられました。今後は高校卒業したばかりの若い世代が選挙に参加できることになります。
国会議員を選ぶ国政選挙にも1票を投じることができます。
そのまえにぜひ憲法の理念や平和主義について学ぶ機会を提供するべく、このサイトは設けられました。
実際上、日本国憲法は徹底した平和主義を採用していると言われますが、どれほど徹底しているのかについては案外語られていません。その辺りを明らかにしてまいります。
このサイトは、戦争の放棄の範囲などの解釈論を展開する内容にはなっていません。
現行憲法はシステムとしていかにして平和主義を保とうとしているのか、平和主義の理念を実現するためにいかなる措置を講じているのかという面に着目した内容になっています。
そのため、「憲法の文言を曲解した」、「憲法の理念を無視している」などといった批判は当てはまりません。護憲・改憲いずれの立場にも立たず、むしろ国民の多くの皆さまに憲法を改正したほうがいいのか、逆に憲法を護ったほうがいいのかという判断材料の提供を目指した客観的な立場に立ったサイトです。